超音波式加湿器は、部屋の空気を加湿するために利用される家電の一つです。
しかし、壊れやすい、うるさい、カビが発生しやすいなどのデメリットもあることが知られています。
本記事では、超音波式加湿器のメリット・デメリットについて解説し、うるさいかどうかや、カビの発生やお手入れの方法についても紹介します。
また、口コミ評判も取り上げ、実際に使用した人々からの意見をまとめています。
これらの情報を踏まえて、超音波式加湿器を購入する際に知っておくべきポイントを整理しました。
本記事を参考にして、あなたに合った加湿器を選んでみましょう。色々調査してみましたので参考にして下さいね!きっと疑問や不安点がスッキリ解消できます。
目次
超音波式 加湿器は壊れやすい?
超音波式加湿器の寿命はだいたい5年ほどだと言われています。
ミストを発生させる振動子の寿命が5000時間とされており、1年のうち4ヶ月間、1日8時間使用すると5年で4800時間、このくらいが買い替えの目安です。
他の家電に比べ寿命が短く感じませんか。
これは水道水に含まれるミネラルが付着し故障の原因になるためです。
購入から5年以上使用していて不具合があるようでしたら買い替えを検討しましょう。
振動子が交換できる機種も販売されていますので、気になる方は探してみてください。
超音波式 加湿器メリットは?
超音波加湿器のメリットとしては、
・値段が安い
・電気代が安い
・コンパクトなサイズが多い
・熱くならない
・音が静か
などが挙げられます。
安価な上デザインも豊富なので気軽に購入でき、デスクの上やベッドサイドなどスペースの限られた場所でも設置しやすいのが特徴です。
また、放出されるミストも本体も熱くならないので子供やペットのいる家庭でも安心して使用できます。
最近ではアロマを使える機種も多いので、アロマディフューザー代わりに好きな香りを楽しむこともできますよ。
超音波式 加湿器デメリットは?
超音波式加湿器のデメリットといえば
・雑菌が繁殖しやすい
・床などが濡れやすい
この2つでしょう。
お手軽な反面手入れを怠ると、加湿で得るメリットどころかカビと雑菌を撒き散らす魔の家電へ早変わりします。
気化式加湿器やスチーム式加湿器から放出されるのは水蒸気(気体)ですが(空気中で冷やされて湯気になると液体)超音波式加湿器から放出されるのは霧です。
霧は水滴なので直接霧が当たっている部分は濡れます。
また水の粒子が大きく床付近に湿度が溜まりやすくなるので、できるだけ高い位置に吹き出し口がくるように設置した方が良いでしょう。
超音波式 加湿器はうるさい?
超音波式加湿器のメリットの1つでもある静音性。
水を沸騰させたり送風機で風を送ったりすることもないのでスチーム式、気化式、ハイブリット式と比べて最も音が気にならないタイプの加湿器です。
寝室で使用しても睡眠を妨げず、仕事や勉強用のデスクに置いても音が気になって集中できないということはないでしょう。
超音波式 加湿器 カビやお手入れの心配は?
みなさんは「加湿器肺炎」「加湿器病」という病気をご存知でしょうか。
掃除や手入れをしていない加湿器にはカビや菌が発生しやすく、このような状態の加湿器から放出されたカビや菌などによって起こる病気や肺炎を「加湿器病」「加湿器肺炎」と呼びます。
その中でも近年問題視されているのが「レジオネラ症」です。
レジオネラ菌による感染症で、加湿器が原因のレジオネラ症によって肺炎を発症し死亡者が出るという事案も発生しています。
特に免疫力の低い子供や高齢者は注意が必要です。
超音波式加湿器から放出されるのはタンクの水そのままの霧です。
加熱されて出た水蒸気のように煮沸消毒されていないため、タンク内のカビや雑菌をダイレクトに吸い込んでしまうということです。
タンク内の水は継ぎ足さずに毎回入れ替え、タンク内部や振動板をこまめに掃除しましょう。
給水タンクに入れるだけで雑菌の繁殖を抑える便利な商品も販売されていますので一度チェックしてみてください。
https://item.rakuten.co.jp/uyeki/10041/?s-id=ph_pc_itemname
超音波式 加湿器が出る白い粉って悪影響ある?
超音波加湿器を使用した際に白い粉が付着する現象をホワイトダスト言います。
その成分のほとんどはスケールという水に含まれる不純物で、水道水の場合カルキやミネラル分の結晶です。
霧状になった水滴が家具や床に付着し、蒸発した後白い粉として残るのです。
これ自体は無害なのですが、このような白い粉は非常に粒子が細かく、吸い込むと健康に影響が出る可能性もあり他の家電製品の故障にもつながります。
超音波式 加湿器 電気代は?
超音波式加湿器を使用した時の電気代は、スチーム式やハイブリット式と比べると安く気化式よりも若干高くなります。
8畳のプレハブ洋室対応の機種の場合1時間あたり0,7~1,1円。
同じ条件の機種で比較した場合1時間あたりの電気代は、
・スチーム式 3,5~7,0円
・気化式 0,1~1,5円
・超音波ハイブリット式 1,6円(加熱時)
・気化ハイブリット式 4,1~5,4円(加熱時)
となります。
気化式はファンを回すモーターの電力しか必要ないのでとても安いですね。
気化式には及びませんが超音波式加湿器もスチーム式やハイブリット式に比べれば電気代はかかりません。
ハイブリット式は加熱時と非加熱時で消費電力がだいぶん変わります。
機種によっては加湿量が足りない時だけ加熱するものもあるので状況によって電気代が変わってくるでしょう。
超音波式 加湿器 まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は「超音波式加湿器」について調べてみました。
超音波式加湿器にとって最も大切なことは「清潔に保つ」ことです。
健康や体調管理のために使用している加湿器が原因で体調不良を起こしていたら本末転倒です。
給水タンクが取り外せて丸洗いできるものや、本体から電源コードが取り外せるものだとお手入れもしやすいですよ。
また、最近の超音波式加湿器には抗菌加工が施されていたり銀イオンや抗菌カートリッジが搭載されたものも多く販売されています。
どのメーカーも超音波式加湿器のデメリットを補うため工夫をされているようですね。
最近人気の超音波ハイブリット式加湿器は超音波式加湿器のメリットとデメリットの間を取ったタイプで、安全面や予算の条件がクリアできるご家庭でしたら候補に入れてみてはいかがでしょうか。